ここでは依頼者の立場からではわからない、探偵の本音を紹介していきたいと思います。
<ケース1> ご主人の浮気調査相談の方。
「怪しい時間帯や曜日もわかっていたので話を聞く限りでは難しくない調査だった。
しかし、いざ調査をしてみると対象者の様子がおかしい。
必要以上にキョロキョロしたり、後ろを振り返ったりする。
やむなく途中で調査を中断し、依頼者に報告をすると、
実は調査日の前日に対象者と喧嘩をしたようで、その際に
「興信所に頼んだから!」 と言ってしまったそうです。
なぜ探偵に報告しなかったのか、と聞くと、なんとかなると思っていたそうで。
「興信所にまで隠し事をしないで欲しいのですが……」 |
探偵の調査を依頼者自身で困難にしてしまったり、
調査できなくさせてしまうことも良くあります。
上記のケースのように勢い余って言ってしまったり、
興信所で交付した契約書を見られたりなど。
こういった調査に関することは、探偵に伝えずに隠しておいたりすると、
調査が失敗したりする等して、結局は損をしてしまうことになります。
未然に知っておけば避けられる事態もありますので、
何かあった際には正直に依頼した興信所に伝えておいた方が無難です。
<ケース2> 不正をしていると思われる社員の行動調査の相談の方。
「情報量も多く相談もスムーズにいった。
相談の際、犯人は分かっているのに証拠がない為、憤慨している様子であった。
相談はスムーズにいったものの、探偵の調査に対する要望が凄かった。
対象者の写真をいっぱいほしい、食事しているシーンも撮ってほしいなどは まだまだ序の口。
100%成功してほしい、どこかでタクシーを拾うかもしれないので、
対象者が徒歩でも探偵は車で尾行してほしい、 1人は車で1人はバイクで尾行してほしい等など。
調査のリスクを説明しても分かってもらえず、無茶な要望を多く言われてしまい
困ってしまいました……」 |
調査に対する要望を探偵に伝えればできる限りのことはしてもらえます。
例えば、写真や映像を多めに撮ってもらったり、
浮気相手と別れた場合は浮気相手を尾行して住所を判明させて欲しい等。
ある程度の要望は調査中にできる限り叶えてくれる興信所も配慮してくれますが
、無茶とも言える要望に至っては別です。
例えばお話しに出て来た、対象者が歩いているところを探偵が車で尾行する。
冷静になって考えてみればわかると思いますが、
そろそろと自分の後ろをついてくる車があれば誰だって不審に思いますし、
場所によっては渋滞がおきるかもしれません。
警戒心の強い相手であれば、車に近づいてきて
探偵の顔をまじまじと見てくることだってあります。
探偵に依頼する際に頭に血が昇ったまま相談される方は冷静な判断ができない為、
こういった無茶とも言える要望が舞い込んでくるようです。
興信所にすべて要望通りにしてもらうのも良いかもしれませんが
あまり度が過ぎると調査が失敗、最悪バレてしまう可能性もあります。
依頼される場合には、探偵に自分の要望がどこまで聞いてもらえるか、
何ができて何ができないかを見定め、冷静にかつ慎重に相談致しましょう。
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